思っていたよりも年金の見込み額が低い理由
2019-09-06
カテゴリ:話題の出来事
毎年1回、誕生月に届く「ねんきん定期便」には「老齢年金の見込額」が掲載されております。
私自身これまで、毎年送られてきていた「ねんきん定期便」を「まだ先の話」と思い、余り真剣に見ることは有りませんでした。
そして漠然と「今、遺族年金を受給している90歳目前の母の金額くらいは貰えるのだろう」と、楽観的に考えておりました。
しかし、今年の誕生月に送られてきた「ねんきん定期便」をまじまじと見て愕然としました。それは、母の受給額とは大きな開きがあったからです。
そこには65歳からの支給額が「年額13○万円(月額約11万円)」と記載されておりました
。
「22歳から今日まで毎月、厚生年金保険を払い続け、老齢年金受給者の生活を微力ながら支え続けてきた報いが、これなのか・・・」
これでは「老後に2,000万円どころか、3,000万円は必要になるのでは?」と暗い気持ちになりました。
そこで、色々な書籍やネットに書かれている年金関係のサイトを調べて見ると、私の年代でも厚生年金の平均受給額が「年額180万円(月額15万円)」くらいは貰えるという事が分かりました。
では、どうしてこの差が生じたのか?
加入期間の月数を見ても、漏れも誤りも無いと思われる。
若い時の給料が少なすぎて、納付額が平均より少ないからなのか?
悶々と老後に不安を抱きながら過ごしていたある時、年金関係のサイトを見ていると「”ねんきん定期便”に掲載されている見込額は、厚生年金基金から支給される額を除いて計算されているため、年金の見込額が実際の支給金額よりも低くなっている」ということが判明。
「ねんきん定期便」のどこを探しても、厚生年金基金の加算については記載されていないのです。
なんて不親切なんでしょう
。
確かに私が最初に就職した会社では、会社の厚生年金基金に加入していました。
そしてクマキの前身にあたる熊木組でも、平成3年から建設業厚生年金基金に加入してました。クマキに分社した後も平成17年12月、同基金が解散するまで継続して加入していたのです。
厚生年金基金は老後の生活を厚くするために、事業主が全額負担して年金の上乗せすることを目的として発足しました。
しかし今から15年前くらいに、長引く景気低迷や加入員数の減少などを理由に解散する基金が後を絶ちませんでした。それは新潟県建設業厚生年金基金も例外では無かったのです。
「基金から支給される金額は”ねんきんネット“に登録しないと分からない」という事で、早速これに登録してみました。
登録してみると「厚生年金基金代行部分」の金額が加算された金額で年金が支給されることが分かり、更にその金額が上記の平均支給額だったことで「ホッ」と胸をなでおろした次第です。
「自分の年金が少なすぎる!」と思った方は、先ず自分の入社がいつだったかを思い出してください。その中で「厚生年金基金に加入していた期間が無かったか?」を確認する事です。
クマキの社員の方は、平成3年から平成17年の間にクマキに在籍していれば、基金から支給される部分がありますので、ガッカリせずに「ねんきんネット」に登録して調べてみる事を、お勧めします。
尚、ねんきんネットの登録に必要な「お客様のアクセスキー」(ねんきん定期便に表示されている)の有効期限は3ヶ月ですので、届いたら早めに登録をお願いします。
でも「老後に2,000万円足りない」のは結局、変わらないんですけどね・・・
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新潟市内の都市ガス工事は当社にお任せ下さい!/株式会社クマキ
